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指導方針
〔 打瀬一心会における指導内容 〕

■親切な心・感謝の心

 打瀬一心会では「打瀬一心会。感謝の心。親切な心。」と唱和して稽古が始まります。
 子供に分かりやすく親しみやすい言葉で表しました。

 自分が決めた目標に向かって一生懸命努力し、その目標を達成できた時。
 苦しい稽古を一緒にがんばった仲間達と試合に出て勝つことができた時。
 厳しいことから逃げ出したくなった時に「一緒にがんばろう!」と声をかけてもらい、最後まで
 やり抜くことができた時。

 子供達は言葉で説明しなくても、自分を支えてくれた人達に対して自然に「感謝の心」を
 感じてくれます。
 そして、その「感謝の心」から「親切な心」が生まれます。

 その「親切な心」は、仲間や後輩に向けてほしいと子供達には伝えています。

 打瀬一心会では、剣道修練の過程のなかで人と人との間の「感謝の心、親切な心」の
 つながりを大切にします。
 子供達がそのつながりにより、仲間と一緒に自分を高めて行ってくれることを願っています。

■シンボルマーク(ロゴマーク)

 打瀬一心会は平成20年をもって設立10周年を迎えます。
 その記念事業の一環として新たにロゴマークを製作しました。
 打瀬一心会の活動拠点である千葉市美浜区打瀬の「打瀬」という地名は一昔前、検見川、
 幕張沖を  中心に盛んに行われた「打瀬網漁」の打瀬を引用してつけられたとのことです。
 その「打瀬網漁」で活躍したのが船体に2〜3枚の帆を平行して張り、風の力で袋網を引いて
 魚介類を漁獲する「打瀬船」でした。

 ロゴカラーである打瀬ブルーは地元幕張沖の青い海を象徴し、
 ロゴマークには、打瀬一心会の子供達に、風をうけ波しぶきを上げて突き進む「打瀬船」の
 ごとく、先生方や保護者の方々、一緒に稽古をしている仲間たちからの思い(風)を受け、
 元気一杯、前に突き進んでいく剣道をしてほしいとの願いがこめられています。

■全員に対しての指導

 ・玄関に置く自分の履物。みんなの履き物。他人が見て気持ちよい具合に揃えるよう指導しています。
 ・剣道の防具・竹刀・道着、道場の備品など自分の身の周りにある全てのものを大切に扱うよう指導しています。
 ・人の目を見て話しを聞く。人の目を見て話をする。その大切さを教えています。
 ・先生、先輩、同じ世代の仲間達、後輩、家族に対して相応しい言葉使いをする。相応しい態度で接する。その大切さを教えています。

■小学生、中学生に対しての指導

 はちまき組(初心者)

 ・稽古は、大きく、真っ直ぐ、思い切り良く、元気良くと指導しています。
 ・特に、幼児、低学年児には道場に来ることが楽しいと感じられるような指導を心掛けています。
 ・基本の習得度や学年を鑑み、防具組に昇格する為の審査をします。合格すれば次の稽古から防具組に入ります。

 防具組

 ・「稽古は試合のように。試合は稽古のように。」と指導しています。
  稽古中は試合の時のように相手から一本を取るための気迫と集中力。
  または相手とのぎりぎりの攻防で生まれる緊張感と同じ心構えをもって取り組みます。
  試合中は稽古の時のように「苦しい時にこそもう一本」という自分自身に打ち勝つ気持ち。
  先生から一本でも良いから取ってやろう。仲間達から一本でも多く取ってやろう。
  という相手に打ち勝つ気持ちをもって取り組みます。
 ・基本重視です。足裁き、切り返し、打ち込み稽古を毎回時間をかけて行います。
 ・会旗に掲げる「一心一刀」を心情に、一本、一本に気持ちを懸ける剣道を目指しています。
 ・高学年には自主性を求めます。先生に注意されたから声を出すのではない。
  きびきび動くのではない。
  自分が強くなる為に今、どうすべきか?どこまで挑戦すべきか稽古中に厳しく問いかけます。
  また、チームの牽引役も求めます。自らチームの雰囲気を高めること、時には仲間を励まし、
  時には仲間に厳しく接すること。その大切さを教えます。
 ・低学年には、高学年のがんばっている姿をみて「自分もがんばろう!」という気持ちをもつように指導します。

■高校生以上(一般含む)の初心者に対しての指導

 子供の付き添いで稽古に来るようになったことがきっかけとなり、剣道を始める方がいます。
 また、以前から剣道に興味があり、この会の事を知って剣道を始めたいと入会される方もいます。
 まずは、素振り練習から始め、防具をつけて練習するようになれば、剣道一級取得を目指します。
 その後は、初段、二段、三段と段審査への挑戦や近隣の試合への参加等に積極的に取り組んでいただければと思います。
 経験を積み、仲間も増えることで剣道への興味が深まっててきます。

■指導者について

 指導者は、子供達以上に稽古を積むことを心掛けています。
 大人の稽古の場(百錬会)への参加や、近隣の剣友会への出稽古、職場の剣道部での稽古、地域連盟主催の定期稽古や講習会への
 参加等。
 各自が忙しい時間をやりくりして、あくまでも自主的に稽古に励んでいます。

〔 財団法人全日本剣道連盟の制定した「剣道の理念」「剣道修錬の心構え」「剣道指導の心構え」 〕

剣道の理念

剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である

剣道修練の心構え

剣道を正しく真剣に学び
心身を錬磨して旺盛なる気力を養い
剣道の特性を通じて礼節をとうとび
信義を重んじ誠を尽して
常に自己の修養に努め
以って国家社会を愛して
広く人類の平和繁栄に
寄与せんとするものである


(昭和50年3月20日制定 財団法人全日本剣道連盟)

剣道指導の心構え

(竹刀の本意)
剣道の正しい伝承と発展のために、剣の理法に基づく竹刀の扱い方の指導に努める。
剣道は、竹刀による「心気力一致」を目指し、自己を創造していく道である。
「竹刀という剣」は、相手に向ける剣であると同時に自分に向けられた剣でもある。
この修錬を通じて竹刀と心身の一体化を図ることを指導の要点とする。
(礼法)
相手の人格を尊重し、心豊かな人間の育成のために礼法を重んずる指導に努める。
剣道は、勝負の場においても「礼節を尊ぶ」ことを重視する。
お互いを敬う心と形(かたち)の礼法指導によって、節度ある生活態度を身につけ、
「交剣知愛」の輪を広げていくことを指導の要点とする。
(生涯剣道)
ともに剣道を学び、安全・健康に留意しつつ、生涯にわたる人間形成の道を見出す指導に努める。
剣道は、世代を超えて学び合う道である。
「技」を通じて「道」を求め、社会の活力を高めながら、豊かな生命観を育み、
文化としての剣道を実践していくことを指導の目的とする。

(平成19年3月14日制定 財団法人全日本剣道連盟)


※用語解説
・心気力一致
 「心」とは、観察力(敵の心の働きを観る力、いわゆる心眼)・不動心(敵の動きにまどわされない心のすわり、平常心)、
 「気」とは集中力(精神エネルギーを集中させる力)・制圧力(敵を気で圧倒し、その心身の動きを制圧する力)、
 「力」とは、瞬発力(敵の変化に対応する業の力)・智力(戦いを有利に導くためのかけひき)。
 この三つが瞬間に一致してこそ真に有効な打突ができるという意味。
・交剣知愛
 剣を交えて愛しむを知るという意味。剣道は単に竹の棒で相互に打ち合うものではなく、
 一度稽古した人には是非もう一度稽古をお願いしたいと思われるような剣道をするように心掛けよという意味。


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